こんにちはたくみ〇です。バンコクからサワディカップ!
タイの総選挙で1年ほど前に国民からの強い要望もあり、政権が変わったところでしたが、また内部の問題などで首相が変わる事になりました。
タイ憲法裁判所は、過去に有罪判決を受けた人物を閣僚に任命した問題にセタ-首相の任命責任と言い渡したようです。
近年タクシン元首相がタイに戻って来ていて、タイ貢献党のオーナーをして君臨している莫大な力がある中で、問題が発生しています。今回の有罪判決を受けた人物も元タクシン氏の側近の方です。
タイは王様を君主とする立憲君主制です。
国王の力が絶大ですので、今回タクシン氏がタイに戻り国王の恩恵を受けています。海外に逃亡をして罪を逃れた人物ですが、国民に謝罪をするのが先のように思います。この件に付きましても、疑問の声がある中、タイでは政治の世界が変わらないですね。
いままでも野党の勢力が強くなると政党を潰してきました。
先日のタイ総選挙でも、野党「前進党」の党首、ピター.リムジャラーンラット氏が過半数を取り政権が変わるのかと、タイ人の中でも期待をしていましたが、最終的には、軍政権と貢献党が組むようなシナリオになってしまいました。
タイの首相の交代!『まだ政権が変わり1年あまりです。』
最近ですが、またタイ前進党の解体を政府回答が命じました。
選挙の公約である、王室の不敬罪な発言によるのものようです。タイ国内では、王室の悪口なども言えない状況です。
前進党の前身である、タイ未来党のタナトーン氏も同様にこちらも解党に至りました。
タナトーン氏の問題は、当時の選挙活動での資金の問題ですが、力がある野党が出てきたら、潰す習慣は変わりません。これではタイ国民が期待するような、国にはならず社会主義の延長でしかありません。
確かにタイは王様が国家主権ですので、国王が第一の主権者になります。
海外でもお金に恵まれた王室で前国王のお父様、「プミポン国王」の時代ですと国民に対して、勉学を進めていろいろ国民の為に投資もされてきました。
当時は日本の車会社もアジアのデトロイトをタイで造るとタイに投資してきましたが、今では政府の方針も変わりつつEV車大国に舵を切っています。中国との関係が強くなっていく中でのタイの在り方が今後の経済に左右されないかが心配です。
日本の支援にて大きくなった車産業!
2024年になってもタイの車、政府が推奨するのはEV車です。海外が中国のEV車に警戒をしている中、タイ政府は力を入れています。
確かにタイのバンコクは、成熟してきましたので、モノが売れなくなってきている中、政策の変更は仕方が無いですが、まだ早いと思います。中国本土でもEV車の売り上げがかなり落ちているとの報道もある中、急ぎすぎのように思います。
タイでの仕事は、決定権のあるオーナーに直接話を持って行かない事には、商談が動かない。トップダウンがこの国の仕事を成功させるための秘策ではありますが、トップと会うにも知り合いを通してのみで決して楽ではありません。
下手な営業マンは、マネージャーだとか、決定権の無い人との食事間で時間と金ばかり使い良い成果がもらえずなげいています。
タイの財閥も、韓国と同様(10社)ほどの企業が力を持っています。
トヨタ自動車の豊田章男会長は、当時今タイのNO.1と言われるCPとの業務提携をされたと聞いています。
これからどのようになっていくのでしょうか?
中国国内の経済力の話は、よくタイで聞きますが、タイも同様にタイの経済が良くありません。
2,3年先には、EV車になるのか、既存のエンジン、ハイブリットで行くのか、未来が見えないのに経済も落ちている中、投資する人はいないです。
タイも日本同様に、自国の強みを持ちつつ、政策を決めて行かないと、中途半端になりますね。
日本もそうですが、アメリカ、ヨーロッパの友好的な政策、対応は必要ですが、自国の強みを生かした国であるべきです。
タイ国の経済力、日本との関り!
今のタイは、中国との繋がりを重視した関係になっています。
EV車をはじめ、鉄道、戦争の装備品なども中国と契約をしているようです。
今まではもちろんアメリカの繋がり、日本との繋がりも重視していたのですが、やはりタイは中国との関係を重視しているようです。
タイの高速鉄道!『インドネシアの二の舞に!』
こちらの情報は、知らなかったですが、日本の政府関係の方からは、高速鉄道はバンコク~チェンマイ間にて運航を考えているが、再三ペースが取れない恐れもあるので、タイと日本で運営会社をつくろうとの呼びかけで、日本側が断ったと聞いていました。
ユーチューブの事ですから、正式には分かりませんが、今のタイはほとんどが中国を重視した政策ですね。
今の中国が経済的にかなり痛手を負っているので、なかなか回復は困難だと聞いている中、タイが中国重視して今後、経済的に大丈夫か不安になります。
タイの新首相『タクシン氏の二女、37歳です。』
2024年7月現在、タイの景気は国民の方が嘆くほど、下がってきています。
中国を重視するのは良いが、今後アメリカ、日本との繋がりが細んでしまうとタイも大変な気がします。
日本の企業は、今後ますますインドに進出を考ています。もちろんヴェトナムもですが、今ヴェトナムは電力不足で問題が出ています。
ヴェトナムの電力の問題は、かなり大変なようですので、復旧には時間が掛かると思います。
2024年の後半、2025年はかなり大変な事が起きそうな予感がします。
中東の問題、台湾有事、アメリカ大統領選、中国、ロシアの経済の鈍化による経済政策。
個人が自分を信じて頑張るときですね。